産直出荷をスプレッドシートで管理したいの件

産直出荷をスプレッドシートで管理したいの件
目次
  1. スプレッドシートとGASを使って、自動化してみたい
  2. 今の運用の流れ:毎日の記録が本当に楽に
  3. 表示の工夫:一目で状態がわかるように
  4. 店舗名は「メールとスプレッドシートで一致させる」のが大前提
  5. セルの結合は避けるべし
  6. iPadでの運用:古い機種でも実用性は十分
  7. SIMカードの選び方(筆者の実体験より)
  8. まとめ:農業でも“ゆるく”自動化できる時代

スプレッドシートとGASを使って、自動化してみたい

Excelで使っていた在庫表を、まずGoogleスプレッドシートに移しました。
今までの手書き記録の流れを崩さずに、自動で数字が入っていくようにしたい。
そのために、**Google Apps Script(GAS)**というスプレッドシート内の自動処理プログラムを使いました。

とはいえ、私はプログラマーではないので、スクリプトはすべてChatGPTに作ってもらいました。
商品別・店舗別に集計するコード、メールの読み取り処理、日付の自動追加、関数のコピーなど、全部お願いしました。
結果として、紙の作業をそっくりそのまま、パソコン上で自動化できたような形になっています。


今の運用の流れ:毎日の記録が本当に楽に

この仕組みでは、日々の売上データはGmailに届いたメールから自動で読み取られ、スプレッドシートに反映されます。
日常的に入力するのは、「今日納品した数」だけです。

  • 売上は自動で取得

  • 在庫は自動で計算

  • 翌日分の記録欄は自動で追加

  • 関数(計算式)も自動でコピー

つまり、こちらがやるのは「納品数の入力」だけ。あとは自動で処理してくれます。


表示の工夫:一目で状態がわかるように

数字だけだと分かりづらいこともあるので、見た目にもわかりやすくなるよう工夫しています。

  • 昼間に来る途中の売上メールは青文字で表示

  • 夜に来る最終売上メール(確定)は黒文字で表示

  • 在庫がマイナスになったら赤く塗る

  • 1週間以上動きがない商品も赤塗り

こうしておくことで、在庫数の計算をその都度行う必要がなくなり、何か見落としや異常が起きていないかの確認もしやすくなります。
一つひとつ手計算していた頃と比べて、チェック作業がだいぶ気軽にできるようになった印象です。


店舗名は「メールとスプレッドシートで一致させる」のが大前提

紙で管理していたときには、店舗名の書き方はある程度アバウトでも問題ありませんでした。
たとえば、「A店」「B店」など、呼び慣れた略称でも支障なく使えていたと思います。

しかし、スプレッドシートとメールを連携させて自動処理を行う場合は、名前の表記が完全に一致していないと正確に処理できません。

特に注意すべきは、売上メールに店舗名が明記されていないケースがあるということです。
単に「A店」としか分からないと、他のスーパーでも同じ店名が存在する可能性があります。

そのため、スプレッドシートでは以下のような**「スーパー名+店舗名」形式**で店舗を登録するのがベストです。

  • 「A店」 → 「〇〇スーパー A店」

  • 「B店」 → 「△△ストア B店」

このようにすれば、「どのメールがどの店舗に対応するのか」を明確に定義できるので、GASでの処理が安定し、ミスも減ります。


セルの結合は避けるべし

見た目を良くするためにExcelでよくやる「セルの結合」は、GASとの相性が悪いです。
うまく自動処理できないことが多いため、現在は以下のような形式で運用しています。

  • 「納品」「売上」「在庫」それぞれに日付をつけて横に並べる

  • セルは結合せず、整然とした表形式で構成

この形式だと多少見づらく感じるかもしれませんが、「動作の安定性」を優先してこの形を採用しています。


iPadでの運用:古い機種でも実用性は十分

スマホでもスプレッドシートは操作できますが、画面が小さいと作業しづらいです。
そこで、**私はiPad Pro 10.5インチ(セルラーモデル)**を使っています。

やや古い機種ですが、セルラーモデルなら畑や移動先でも通信できるため非常に便利です。
Wi-Fiモデルだと外で使うには不便なので、セルラー版がおすすめです。

セキュリティアップデートは2025年5月時点で提供されていますが、今後継続されるかは不明です。
とはいえ、スプレッドシートを使うだけなら動作も十分軽快で、**「古くてもiPadはiPad」**というのが使ってみた実感です。


SIMカードの選び方(筆者の実体験より)

  • データ通信だけなら、格安のデータSIMで十分

  • 音声SIMでも多少料金は高くなりますが、定期的にMNPキャッシュバックを狙って動けば、実質通信料無料も夢ではありません。

  • 楽天モバイルは、楽天経済圏を活用している人なら1回線持っておくことでポイント還元などのメリットがあります。
     通信量を1GB未満に抑える運用も現実的です(スプレッドシート中心の使い方なら可能)

  • y.u mobileはスマホ保険付きなので、端末故障が心配な方におすすめ

  • 回線の安定性は地域によるが、筆者の畑では以下のような状況です:

    • ドコモ → 安定して使える

    • au → やや不安定

    • ソフトバンク → 場所によってはギリギリ

    • 楽天 → auローミング頼みで不安定な日もあり


まとめ:農業でも“ゆるく”自動化できる時代

この仕組みを導入してから、毎日の作業がちょっと楽になった程度ですが、確実に手間は減っています。
大きな変化ではなくても、自動化を取り入れれば取り入れるほど、作業が徐々に減っていき、余裕が生まれてきます。

今回の自動化は、ChatGPTに相談しながら進めました。
実は、以前にも似たような自動化を試みたことがあったのですが、そのときはうまく形になりませんでした。
うまくいかなかった理由が、ChatGPTの精度の問題だったのか、こちらのプロンプト(質問の仕方)の問題だったのかは分かりません。
ただ、今回はとてもスムーズに形になり、「あれ、ChatGPTの感が良くなってる?」と感じたのが正直なところです。

「IoTとかITとか難しそう」と思っている方でも、“いつもの作業”を少しずつデジタルに置き換えていくだけで、作業時間やミスを減らすことができます。
無理せず、できるところから。
これからの農業に必要なのは、こういう「ゆるく始める自動化」かもしれません。

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