ACEMAGIC M1 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理

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ACEMAGIC M1 のスペック・ベンチマーク・できること — 実機レビュー記事・動画から整理
目次

価格は掲載時点のもので、変動することがあります。

初版: 2026年10月24日/最終更新: 2026年10月24日。参考にしたレビュー記事・動画の内容は、それぞれが公開された時点のものです。発売後に分かった使い方や、BIOS・ドライバー・ソフトの更新後の再検証は、出典と確認日を添えてこの記事に追記していきます。価格を確認した日時は「価格と購入先」の節に書いています。

M1 を実際に試したレビュー記事・動画と ACEMAGIC の公式情報を、出典と構成(CPU・GPU とその接続)つきで整理しました。

結論 — M1 はどんな人に向くか

この機種の個性

  • 本体の体積が0.67L(128.2×128.2×41mm)と非常にコンパクトで、記事にしたミニPC 30機種の中で2番目に小さい小型筐体です。
  • メモリーは基板に直付け(オンボード)されており増設や交換ができません。最大メモリも32GB(16GB/24GB/32GB)にとどまり、記事にしたミニPC 31機種の中で29番目と拡張性・容量で劣ります。
  • 小型でありながらM.2スロットを2つ備えており、NVMe PCIe 3.0/4.0対応で最大4TBまでストレージを拡張できます。
  • 最安構成の価格が96,980円であり、記事にしたミニPC 34機種のうち25機種がこれより安価であるため、価格面では高めの位置にあります。

個性が生きる使い方

省スペースなマルチディスプレイ事務・並行作業

  • 要ること: 設置場所をとらない小型さ、複数モニターへの映像出力、複数アプリを並行して扱える処理能力。
  • この機種では: 体積0.67Lのコンパクト設計ながら、HDMI 2.0、DisplayPort 1.4、Type-Cにより4K@60Hzの3画面同時出力に対応します。8コア/16スレッドのRyzen 7 7735HSと最大32GBのLPDDR5メモリを備え、アイドル時のパッケージ消費電力は約4Wかつ完全無音で動作します。
  • 条件・限界: メモリーは直付けで後から交換・増設ができないため、購入時に作業負荷に見合う容量を選ぶ必要があります。またType-C端子は給電非対応で、付属の大きなACアダプタの接続が必要です。
  • 実例: 編集しながらの配信や複雑なスプレッドシート・ドキュメントの処理など複数アプリを同時に動かすワークフローに向き、プログラム切り替えや大規模ワークロードで良好なレスポンスが得られると報告されています。

高速LANとデュアルストレージを活かした常時稼働・遠隔運用端末

  • 要ること: 常設しやすい省スペース性、高速な有線ネットワーク接続、十分なストレージ容量、遠隔管理や電源復旧機能。
  • この機種では: 体積0.67Lと場所をとらず、2.5Gbps対応の有線LANポートとM.2スロット2基(最大4TB拡張対応)を備えています。BIOS設定でWake on LANやWake on RTC、停電後の自動起動に対応し、アイドル時は完全無音かつ約4Wの低消費電力で稼働します。
  • 条件・限界: M.2スロットはSATA SSDに非対応です。また最大メモリが32GBで増設も不可のため、大規模な仮想化など大量のメモリを要する運用には不足する場合があります。
  • 実例: 遠隔操作や自動復帰を想定した運用に対応できるBIOS設定が確認されていますが、サーバー等としての実稼働の実例は記事本文に記載がありません。

軽量タイトル中心のゲームや軽度のクリエイティブ用途

  • 要ること: 日常作業を超えるGPU・CPU処理性能と安定した動作。
  • この機種では: 8コア/16スレッドのRyzen 7 7735HSを搭載し、高負荷時のCPUパッケージ消費電力は短時間ブースト時35W、持続28W程度で頭打ちになる電力設計となっています。
  • 条件・限界: 重い3Dゲームではフレームレートが大幅に低下したり電力不足による内蔵GPUクロック低下が起きたりするため向かず、画質設定を抑えたプレイや軽量タイトル、軽度の編集作業に限られます。
  • 実例: Terrariaのスムーズな動作、Fortniteで90fps、Battlefield 5で50fpsの測定値、軽い動画編集プロジェクトや写真編集、小規模ローカルAIモデルの動作例が報告されています。

合わない人

  • 購入後にメモリーを増設・交換したい人や、32GBを超える大容量メモリーを必要とする人(メモリーが基板直付けで交換・増設ができず、最大容量も32GBまでのため)。
  • Apex LegendsやPalworld、Cyberpunkなどの重量級3Dゲームを快適にプレイしたい人(Apex Legendsの実戦闘が現実的でない、Palworldの拠点で10fps以下に落ち込む、Cyberpunk等で電力不足による内蔵GPUクロック低下が報告されているため)。
  • Type-Cケーブル1本での給電(USB PD受電)で配線をまとめたい人や、大型ACアダプタの配置を避けたい人(Type-C端子が給電非対応で、付属の大きなACアダプタが必須となるため)。
  • 安価な予算でミニPCを導入したい人(最安構成の価格が96,980円で、記事にした34機種中25機種がこれより安価なため)。
  • 余っているSATA接続のM.2 SSDを流用・増設したい人(M.2スロットはNVMe PCIe 3.0/4.0のみ対応し、SATA SSDには非対応のため)。
前の形の結論(読み比べ用)

AMD Ryzen™ 7 7735HS プロセッサーを搭載し、2.5Gbps対応の有線LANポートを備えた、128.2×128.2×41mmの小型PCです。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ))

向く人

  • 編集しながら配信したり、複雑なスプレッドシートやドキュメントを扱ったりするなど、複数のアプリを同時に動かして作業する人については、高コア数とスレッド数により、複数のアプリを同時に動かす作業に向いていると説明されており、候補になります。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ)、gamer)

条件付き

  • PCでゲームを動かしたい人の場合、Terrariaはスムーズに動いた報告がある一方、重いゲームでは電力不足で内蔵GPUのクロックが落ち込んだ報告もあり、タイトルや設定を確認してください。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ)、EVO Tech、しるガジェット キーボードレビュー)
  • 写真や動画の編集を行いたい人の場合、軽い動画編集プロジェクトや写真編集への対応がレビューで言及されていますが、プロジェクトの規模や負荷によって合うかを確認してください。(ChinaMobileMag、gamer)

向かない人

この記事の要点

  • プロセッサーには8コア/16スレッドのAMD Ryzen™ 7 7735HSを搭載し、メモリーは16GB、24GB、32GBのLPDDR5が基板に直付けされています。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ))
  • ストレージはM.2 2280スロットが2つあり、NVMe PCIe 3.0/4.0に対応して最大4TBまで拡張できますが、SATA SSDには対応していません。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ))
  • 映像出力端子としてHDMI 2.0、DisplayPort 1.4、DisplayPort対応のUSB 3.2 Gen 2 Type-Cを備え、いずれも4K@60Hzに対応しています。(ACEMAGIC 公式(日本語ページ))
  • USB Type-C端子は給電に使用できず、データと映像のみで動作するため、付属のACアダプタを接続して動かす必要があります。(tech.yahoo.com、ChinaMobileMag)
  • アイドル時の騒音は完全無音で、使用終了時にファンが即座に切れる一方、高負荷時にはファンが少し騒音を増すと報告されています。(Tech Guy Beau)

価格と購入先

ACEMAGIC 公式(acemagic.jp・JP)の新品の価格(日本円・税込)。2026-10-24 23:25(日本時間)に取得した時点の価格で、今の価格とは違うことがあります。

構成 価格(税込)
AMD Ryzen™7 7735HS(11月10日頃発送予定) / 24GB LPDDR5 RAM + 1TB SSD 96,980 円

基本スペック

項目 内容(公式) 出典
プロセッサー AMD Ryzen™ 7 7735HS プロセッサー、8コア/16スレッド、Zen 3+ アーキテクチャ、TSMC 6nm FinFET プロセス、L3キャッシュ 16MB、基本クロック 3.2GHz、最大ブーストクロック 4.75GHz 日本語ページ
グラフィックス AMD Radeon™ Graphics、グラフィックス周波数 2200MHz、グラフィックスコア 12基 日本語ページ
メモリー 16GB / 24GB / 32GB LPDDR5 5500MT/s(オンボードメモリー、増設・交換不可) 日本語ページ
ストレージ 512GB / 1TB M.2 2280 NVMe PCIe 3.0×4 SSD M.2 2280 スロット×2、NVMe PCIe 3.0/4.0 SSDに対応、SATA SSD非対応、最大4TBまで拡張可能 日本語ページ
ワイヤレス接続 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2(M.2 2230) 日本語ページ
ビデオ出力 HDMI® 2.0×1(4K@60Hz) USB 3.2 Gen 2 Type-C×1(DisplayPort 1.4、4K@60Hz、最大10Gbpsのデータ転送に対応) DisplayPort 1.4×1(4K@60Hz) 日本語ページ
オーディオ出力 3.5mmオーディオジャック×1 日本語ページ
ポート&スイッチ 2.5Gbps対応 RJ45 LANポート×1(10/100/1000Mbps/2.5Gbps対応) USB 3.2 Gen 2 Type-A×2(前面、最大10Gbps) USB 3.2 Gen 1 Type-A×4(背面、最大5Gbps) USB 3.2 Gen 2 Type-C×1(DisplayPort 1.4、4K@60Hz、最大10Gbpsのデータ転送に対応) DC IN×1 HDMI® 2.0×1 DisplayPort 1.4×1 3.5mmオーディオジャック×1 電源ボタン×1 日本語ページ
電源 DC 19V/3.42A、DCジャック 5.5×2.1mm 日本語ページ
システム Windows 11 Pro 日本語ページ
サイズ 128.2×128.2×41mm 日本語ページ
有線 LAN 2.5Gbps対応 RJ45 LANポート×1(10/100/1000Mbps/2.5Gbps対応) 日本語ページ

動画で見る

日本語の動画を先に、海外の動画は参考として後に並べています。各行の再生位置から、その場面が開きます。場面の説明は自動字幕から書き、根拠の発言を機械で字幕と突き合わせたものです。人による確認と、画面上の表示との照合はしていません。

日本語の動画

しるガジェット キーボードレビューしるガジェット キーボードレビュー

しるガジェット キーボードレビュー(約 12 分)

海外の動画(参考)

ChinaMobileMagChinaMobileMag

ChinaMobileMag(約 12 分)— M1の外観や端子、ゲームの動作

この動画ならでは: M1のデザインや形状、寸法はAppleの現行Mac miniに強く似ている/USB-Cポートは4K60Hz画面出力に対応するが給電には対応しない。

PBKreviewsPBKreviews

PBKreviews(約 5 分)— M1の内部構造と部品の交換性

この動画ならでは: 底面を取り外せるが電源ジャックがネジ留めされているため注意が必要/RAMは基板にハンダ付けされており交換や増設はできない。

finderBinderfinderBinder

finderBinder(約 6 分)— 事務やゲーム動作と多画面出力や内蔵スピーカーの音質

この動画ならでは: 標準的な事務作業やWeb閲覧でサーマルスロットリングは起きなかった。

Fix64Fix64

Fix64(約 9 分)

Tech Guy BeauTech Guy Beau

Tech Guy Beau(約 17 分)— M1の消費電力や動画編集とゲーム動作

この動画ならでは: M1のアイドル時パッケージ電力は4W程度と述べる。

ColoradoRMNColoradoRMN

ColoradoRMN(約 6 分)

Deddy Mike's Life & ReviewsDeddy Mike's Life & Reviews

Deddy Mike's Life & Reviews(約 14 分)

EVO TechEVO Tech

EVO Tech(約 14 分)— M1のTDP制限による挙動と測定結果

Jake Tech ReviewsJake Tech Reviews

Jake Tech Reviews(約 12 分)

MINI PC REVIEWSMINI PC REVIEWS

MINI PC REVIEWS(約 110 分)

Network AdvisorNetwork Advisor

Network Advisor(約 7 分)

PBKreviewsPBKreviews

PBKreviews(約 7 分)

Ryan AdaptsRyan Adapts

Ryan Adapts(約 10 分)

Tech BrothersTech Brothers

Tech Brothers(約 19 分)

FixTimeFixTime

FixTime(約 19 分)

L'angolo di MarcoL'angolo di Marco

L'angolo di Marco(約 13 分)

Nerd TechyNerd Techy

Nerd Techy(約 4 分)

Chase BroganChase Brogan

Chase Brogan(約 16 分)

何ができるか — 拡張と接続

ポートと映像出力

端子は前面にUSB Type-A×2、背面にUSB Type-A×4、Type-C×1、HDMI×1、DisplayPort×1、LAN、オーディオジャックがあります。画面出力はHDMI、Type-C、DisplayPortの各端子で4K@60Hzに対応しています。3台のモニターを同時に接続できる構成であることが、レビューで確認されています。

出典: ACEMAGIC 公式(日本語ページ)、finderBinder、gamer

用途 — 実際に使われている例

ゲーム

Fortniteで90fps、Battlefield 5で50fpsという測定値が報告されています。ただし、これらの数値は解像度や画質設定、電力設定などの条件が確認できないため、同じ結果になるとは限りません。

出典: Ryan Adapts

Cyberpunkでは、1080p低設定でスケーリングを「Balanced」にして4K画面でプレイした例があります。EVO Techの動画では、ゲームベンチマークを実行した際にシステムが電力不足に陥り、内蔵GPUのクロック速度が落ち込んでいたと報告されています。

出典: Tech Guy Beau、EVO Tech

Apex Legendsは、最低設定の実戦闘でも現実的ではないと報告されています。Palworldでは、拠点が発展するとフレームレートが10以下、ほぼ何もない状態で20程度という報告があります。Terrariaはスムーズに動き、GPU使用率が7割程度であるという報告があります。ValorantやLeague of Legendsなどのeスポーツタイトル、あるいは1080pでの一部の古いシングルプレイヤーゲームについて言及されているレビューもあります。

出典: しるガジェット キーボードレビュー、finderBinder

仕事・制作・AI

高コア数とスレッド数により、編集しながら配信したり、複雑なスプレッドシートやドキュメントを扱ったりするなど、複数のアプリを同時に動かすワークフローに向いていると説明されています。RAMにより、プログラム切り替えや大規模ワークロード処理時にレスポンスが良いと感じられると報告されています。

出典: gamer

動画編集については、ChinaMobileMagの動画で軽い動画編集プロジェクトが使用例として挙げられています。gamerの動画では、写真や動画編集、および軽いクリエイティブタスクへの対応が言及されています。

出典: ChinaMobileMag、gamer

同動画では、小規模なローカルAIモデルが説得力のある結果を示したとされています。

出典: ChinaMobileMag

注意点

騒音と発熱

動画のレンダリングや重いバックグラウンド処理を実行すると、ファンが回転数を上げる音が聞こえると報告されています。システムはそれほどうるさくないと報告されており、ファンカーブもあまり攻撃的ではないのだろうとレビュアーは推測しています。アイドル時の騒音は完全無音であると報告されています。高負荷時にはファンが少し騒音を増すと報告されています。使用終了時にファンが即座に切れると報告されています。

出典: finderBinder、EVO Tech、Tech Guy Beau

消費電力について、Cinebench実行中のCPUパッケージは35Wで頭打ちになると報告されています。この数値はBIOSで確認された短時間ブーストの上限で、持続は28W程度です。低いTDPでも最大温度が85°に達していると報告されています。チップは効率的であり、アイドル時のパッケージ消費電力は約4W、フル負荷時の消費電力は30W弱であると報告されています。

出典: EVO Tech、Tech Guy Beau

無いもの・制限

USB Type-C端子は給電に使用できず、データと映像のみで動作するため、同梱のACアダプタが必要になります。このACアダプタはサイズが大きいと報告されています。メモリーはハンダ付けされており、増設や交換ができません。ストレージは最大4TBまで拡張可能ですが、SATA SSDには対応していません。内部構造は簡素で、大きなサーマルパッドのようなものはないと報告されています。

出典: tech.yahoo.com、ChinaMobileMag、finderBinder、ACEMAGIC 公式(日本語ページ)、Tech Guy Beau

設定と導入で気をつけること

ChinaMobileMagのレビューでは、BIOSメニューがアンロック済みであることが確認されています。この設定画面では、電力制限やCPUクロック、メモリ周波数などの調整が可能であるため、用途に応じて性能のバランスを変えられます。また、Wake on LANやWake on RTC、停電後の自動起動といった設定も利用可能で、遠隔操作や自動復帰を想定した運用にも対応できます。

出典: ChinaMobileMag

導入時の初期設定では、プリインストールソフトウェアの削除に最初の20分を費やす必要があると報告されています。この作業は、不要なアプリを整理して動作を軽くしたい場合に役立ちます。

出典: finderBinder

ベンチマークと実測

各出典が自分で測った値です。条件の違う値どうしは比べていません。

ゲームのフレームレート(出典ごとの個別の値)

ゲーム・解像度・画質の設定・アップスケーリングの有無が違う値どうしは比べられません。

  • ryanadapts(動画): 90fps。ゲームは「Fortnite」。解像度・画質の設定・電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。アップスケーリング・フレーム生成は原典に記載なし。出典
  • ryanadapts(動画): 50fps。ゲームは「Battlefield 5」。解像度・画質の設定・電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。アップスケーリング・フレーム生成は原典に記載なし。出典

消費電力(高負荷時)

  • evotech(動画): 35W。CPU は AMD Ryzen 7 7735HS。測定点は「CPU パッケージ」、負荷は「Cinebench」、測定器・ソフトは「Hardware Info」。電力設定・測定時の GPU の構成は確認できない。出典

参考にした記事・動画

公式: ACEMAGIC

初版(2026年10月)で参考にしたレビュー・動画(8 件):

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